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アルコールの作用

1. アルコールが中枢神経に及ぼす作用

1) 酔いについて
酔いの効果は血液中のアルコール濃度によって変化して2つの相から成ります。つまり、図1に示すようにアルコールの血中濃度が低濃度であれば抑制がとれて活発になりますが、ある程度の濃度を越えると逆に鎮静効果の方が強くなって小脳の機能が低下して呂律が回らない、まっすぐ歩けないといった運動機能の障害がみられるようになり、さらに濃度が高まると意識障害を起こして死亡します。どのくらいの血中濃度でこれらの効果が現れるかは、個人のアルコールに対する感受性などによっても異なりますが、少量の飲酒は活発になったり不安感を減らしたり陶酔感をもたらすといった効果があるためコミュニケーションの潤滑剤のような使われ方をされます。
2) アルコールの神経に及ぼす影響について
いわゆる精神安定剤は作用する神経伝達物質の結合部位(受容体)が決まっていて特定の受容体に働いてその効果を発揮します。ところが、アルコールの作用部位については決まったところがありません。通常飲酒する程度の濃度ですとアルコールは受容体を構成する蛋白に結合して機能を変化させることが示されています1)。神経伝達物質としては中脳辺縁系や側坐核におけるドパミン放出の増加が有名です。その他、興奮性アミノ酸受容体(NMDA)やGABA受容体などがアルコールの影響を受けるとされていますが、詳しいことは十分には解明されていません。
3) アルコールと睡眠
アルコールは、寝つくまでの時間を短縮させます。そのためにアルコールを寝酒として使う人もいます。しかし、就床1時間前に飲んだアルコールは、少量でも睡眠の後半部分を障害することが知られています。つまり、寝つきは良いのですが夜中に目覚めてその後なかなか眠れないという現象がおこります。また、就床前のみならず就床6時間前に飲んだアルコールも睡眠後半部分の覚醒度を上げることが知られています。

2. アルコールと循環器系

世界各国で行なわれた大規模な研究から飲酒と循環器疾患の死亡率との間にはJカーブ関係が認められると報告されています。その詳細については、「飲酒とJカーブ」および「飲酒と循環器疾患」の項を参照してください。この効果は飲酒によっていわゆる善玉コレステロールであるHDLコレステロールが増加すること、飲酒すると血小板の凝集が抑制されることが関係していると考えられます。しかし、アルコールによる血小板凝集抑制効果は飲酒1時間後には消失して4時間後にはかえって増加し、リバウンド効果のあることが示されています。

3. アルコールと内分泌

1) 飲酒と糖代謝の関係
アルコールは、ブドウ糖のインスリン分泌刺激作用を強める働きがあります。また、少量の習慣的な飲酒は血糖値を下げて、末梢組織のインスリン感受性を増加させます。一方、大量飲酒者ではインスリン分泌が低下して耐糖能障害がみられます。
2) アルコールと性ホルモンの関係
長期にわたる大量の飲酒は男性ホルモン分泌を障害します。また、健康な女性に3週間にわたって毎日ビール350mLを3本飲酒してもらったところ、性周期の遅れや無排卵などの異常がみられたと報告されており7)、男女ともアルコールは性ホルモン分泌を障害することが知られています。

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